皆さんこんにちわ。いかがお過ごしでしょうか。
今日はこんな写真からスタート。
時々、航空自衛隊 第八航空団 築城基地へ飛行を撮りに行くんです。そこで飛んでいるのを見ながら…
これは、海上自衛隊が運用する初等練習機 富士 T-5
富士と言うのは富士重工。現SUBARUです。SUBARUは飛行機も作ってます。
SUBARUと言えば、レガシーやフォレスターが大人気で、インプレッサはラリーシーンにおいて大活躍をしている車両。
SUBARUのルーツをたどると大戦中の中島飛行機…厳密には違うんですけど、その血流は流れているのでよしとしましょう(笑)
中島飛行機と言えば三菱 零式艦上戦闘機のライセンス生産をしていて、ほかにも四式戦などを送りだしている会社でした。
戦後GHQにより解体、日本は航空機の製造を禁止されます。ほかにもプリンス自動車工業も解体され、その社員たちが新しく立ち上げた自動車会社が現SUBARU。
このT-5は1984年初飛行、87年から配備が開始され、山口県小月飛行場に教育隊として展開しています。
その飛行機が築城基地から飛んでいきました^^
訓練飛行だったのでしょうか。
練習機の性格上大パワーはいらない。機体規模に適していて扱いやすいエンジンということで、積んでいるエンジンはロールス・ロイスのエンジン。
あの超高級車のロールス・ロイスです。これも今は厳密には違うんですが^^; 元は同じです。
プロペラが付いていますが、自動車のような内燃機関を積んでいるわけではなく、ジェットエンジンのような構造のターボプロップというタイプのエンジンを積んでいます。
このロールス・ロイスのターボプロップエンジンは非常に優秀でパワーがあるんですが、初等訓練機には有り余るパワーなので、デチューンしてみたら、副産物として静かになった(笑)
これだけ大きく撮れる距離にいて、ほとんど音がしないと言っていいくらい静かです。
面白いのは、海上自衛隊で運用する性格上なのですが、この飛行機は自動車のような4座席。
時々こういうちょっと変わった飛行機が見れるのがまた面白い。
以前の記事に航空宇宙開発技術が順番で降りてきて自動車に使われるという話を書いてますが、メーカーも飛行機と自動車で共通していたりと…
考えれば、ナビゲーションシステムや、バンパーに付いているレーダーソナーも元々はこういうところからの技術ですもんね。
次回は実際どういう風に変わって行って今の車が出来ているのかって書いてみたいと思います。
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