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油圧が低い

皆さんこんにちわ。いかがお過ごしでしょうか。


平戸編 season1 episode10


season1終盤になってきました☆


街歩きを楽しみながら、やってきました~


草むら(笑)


この草むらの反対側に


この写真右側にオランダ商館があった跡地。慶長14年、民家74戸を立ち退かせ建設。


1641年に長崎出島へ移転するまで、ココが南蛮貿易の拠点となります。


この塀の隣に…


この道向かいには…


一番触れてみたかったのがコレ。階段ですね(笑)


ここが埠頭。400年前にオランダの石工が作った石組みの埠頭。


400年波に打たれながらいろんな出来事を見てたんでしょう^^


にしても、こんなきれいに切り出して綺麗に組んで…技術って素晴らしい☆


そしてこの日の最終目的地へ。


の前に、海を見ていると、海が『流れている』


なに言ってるかわかんないでしょうけど、海が川のように流れているんです^^;



写真じゃさっぱりわからないので、ここはビデオでどうぞ(笑)


どうでしょう?流れてるでしょ?(笑)


引き潮だと思いますが、こんなに激しく流れていくのは初めて見ました✨


流れる海を見ながら平戸城と常燈の鼻。


さ、この日の最終目的地へ入りましょう♪



さてさて、今日の不具合は…エンジン油圧が掛からないというトラブル。


まず診断機でエラー内容を見ましょう。


エンジンの項目に入っているのは5つ。診断で見てるいのは上の二つ。残りは、上二つの影響で出ているもの。


まだエンジンはかかるし、エンジンチェックランプも点灯したりしなかったりと言う状態なので、ここから奥に入ってライブデーターで油圧を見てみます。


これがアイドリング状態。信号待ちの状態ですね。そんな警告が出るほどの数字ではないのですが…


一回空吹かししてみます。すると…


一回回転を上げてからアクセルを抜いてみる…アイドリングに戻してみると、実際の油圧の方が高い…


この車は、プジョー 308HB 1200ccの三気筒エンジン。


実はこのエンジン、タイミングベルトが湿式と言って、エンジンオイルに浸っている状態の車。


近頃ぽろぽろと出て来てる不具合なんですよね。


試しに空吹かしで3000回転で固定してみると…


油圧が低いことを確認。これはまだいい方です。ひどくなるとフェイルセーフが入って2000回転以上回せないようになります。


どうやって修理するかと言うと、


エンジン下部オイルパンを外します。真ん中の丸いところがオイルストレーナーで、ココから吸い上げられたオイルが各部へ廻っていく仕組み。


よく見ると…


なにかついてます。


タイミングベルトのカスです^^;


コレを綺麗に掃除して…


この車の場合は、油圧が落ちない現象もあったので、このカスがどこかのオイル通路に詰まっていて、油圧が下がらなくなっていると推理して、フラッシング剤も使って汚れを落としてます。


フラッシング剤を入れると、オイル粘度が落ちて、サラダ油のようにシャバシャバになるので、どこかで引っかかっているカスも持ってくるはず。


掃除が出来たらオイルパンを組んで、オイル入れてエンジンかけてオイル漏れを確認。


漏れがなければ試乗してみて、問題なければ診断機で油圧を見ます。


まずアイドリング。正常ですね。


少しづつ回転を上げて油圧を確認。正常ですね。


油圧確認の最後に冷却水のサーモスタットが動いているかどうかも確認しながらデーターの観察を終わります。



あとはオイル漏れを確認して、完了です。


ここまでの状態になるのは、この湿式タイミングベルト採用されているプジョーとシトロエンの二社。


なのですが、実は、オイル交換を長期スパンにしてしまうと似たような現象が起こります。


ターボ車であれば、ターボチャージャーのオイルパイプが、汚れて焼けて炭化したエンジンオイルだったもので詰まることがあります。


またそうやって炭化したカスが、他のオイルラインを詰まらせてしまっているトラブルに遭遇したこともあります。


よくあるのは、可変カムシャフトのソレノイドバルブが詰まって壊れるという事例。


この湿式タイミングベルト装着車でも、エンジンオイル交換管理をきちんとしていれば、こうなる確率はかなり下がります。


メーカー発表のオイル交換サイクルも、当初15000km毎。こういうトラブルが発覚するにつれ12000km毎に短縮。最新の発表では8000km毎になってます。


サンク福岡推奨サイクルは5000km毎または半年毎。


半年毎と言うのは、乗らずに置きっぱなしの場合、オイルが固まってしまう可能性があるからです。


そうなるとちょっとやそっとでは解決できないトラブルを生んでいく…


そうならないようにしましょうね^^


ちなみに、エンジンオイル交換サイクルを2000km~3000kmの短いスパンにしたらどうなるの?


と言う疑問を持つ方もおられるかと思いますが、短い間隔にしてしまうと、新しいオイルでの油膜が作られにくくなってしまいオイル本来の働きが出来なくなる可能性があります。


なので、ちょうどいいスパンのオイル交換時期は5000km毎ということです。


実際、7000km毎とかに引っ張るとトラブルは出ます。


振動が増えたに始まり、燃費が悪くなる、異音がするようになるとか…etc


みなさん、オイル管理はしっかりとしましょうね。


オイルの先買い、オイルリザーブもしておくと大変お得にオイル交換できますよ~♪


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