皆さんこんにちわ。いかがお過ごしでしょうか。
肥薩線築100年超え駅舎シリーズ最後です。
最後はコチラ
大畑駅。肥薩線の駅の中で一番観光名所としての要素が強いんじゃないでしょうか?
とあるアニメの聖地にもなってます(笑)
ただ、この駅は肥薩線の中でも特に重要度が高く、D51は人吉駅からここまでくる勾配を登るために1tの石炭を燃やし、毎分250Lの水をボイラーに送り続けないとたどり着くことが出来ない…
実際車でも1速2速を多用します^^;
ここから次の矢岳駅まではさらに過酷な勾配なので、乗務員および機関部を休憩させるために作ったと言われています。その証拠に、この付近に民家はありません。
そして、日本で唯一、ループ線の中にスイッチバックを持つ駅です。わかる人じゃないと面白くない話ですが、ここがどれだけ過酷な場所かがわかります。
昭和2年、現在の鹿児島本線が開通するまで重量級の貨物機関車が往復していました。
そんな大畑駅…、大きな畑と書いて、おこばと読みます。
何も知らない私の最初の印象… 不気味で怖い…でした^^;
こうなってます。
壁と言う壁、一面に貼られたもの…
名刺です^^;
なんでこんなことになっているのか… 調べてみると、ここにこうやって名刺を貼ると出世するんだそうです。
神社の絵馬の様な願掛けなんでしょうかね?そうなった謂れがわかりませんが^^;
皆さん出世されたんでしょうか?私も名刺を貼ってから帰ろうと思っていましたが、貼り忘れ(笑)
そして、ちょっと歴史を感じる張り紙が…
前の記事で書いている事故の後ですね。機関車への給水ポイントになっていますので、水が豊富にあるんです。給水塔は史跡として現存し、ホームにはトンネルで汚れた顔を洗うための湧き水があります(現在は枯れているようです。)
こういった記憶を持つ方々も少なっています。風化させることなく貼られていてほしい。
そして、聖地(笑)
大人気アニメ『夏目友人帳』にこの駅が出てます。作者は熊本県出身在住。アニメに出てくる場所が県南が多いことと、こんな山の中の駅を登場させるあたり、人吉市出身なんじゃないかと思いますが…
夏目友人帳は世界的に人気があり、ココへ来られる西欧の方もおられるようです。聖地巡礼ですね。
アニメの聖地に行ったのはこれが初めてです(笑)
この駅の横にレストランがありますが、列車と旅ツアーが再開されるまでお休みです。
人吉方面に向かう道にて、
爽快な景色でした。肥薩線が復活したら乗って、スイッチバックとループ、それに矢岳越えの絶景を楽しみたい。
さてさて、みなさんはお車を購入される際、ターボ付きか無しかを検討されることってありますか?
じゃ、ターボって何ですか?と言うお話。
これが、ターボチャージャー。
これ見たってわかりませんよね(笑)エンジン内で燃えたガスの排出圧力を利用して羽根車を回して、空気を圧縮する部品…
エンジンが動くためには空気とガソリンを混ぜ合わせて火をつけ爆発させないと動かない。
その空気をより良い状態にするものがターボチャージャー。
ここが排気ガスの入り口。
こっちが出口で、マフラーの出口から入っていくと、ここへ着きます(笑)羽根車があるのがわかると思います。下に見える蓋は一定以上の排気ガスの圧力を逃がすリリーフバルブ。
こちらが空気の入り口。
ここから出てくる空気はブレードによって圧縮されたもの。それが加給圧。不思議ですよね。羽根車で圧縮出来るって。
ターボ付きだとパワーがあるからターボ付きを選ぶ方も多いかと思います。
どうしてそうなるのか?
例えば、1000ccのエンジンで自然に吸い込める空気の量が1000㏄だとします。(わかりやすくざっくり書いてます)
それをターボチャージャーで圧縮し、2000㏄の空気を送り込むことが出来れば、単純に排気量が上がる。つまり力が出るということになります。
※あくまでも例えです。
今の自動車工業会の流れは環境にやさしく配慮した車づくり。昔からすると、排気量の大きなエンジンは搭載されなくなり、排気量の小さなターボ付きが作られるようになった。
これがダウンサイジングターボという考え方。これ、日本発祥です(笑)
ターボを実用化したのは、アメリカ ボーイング社。でも飛行機でした。高空を飛ぶ爆撃機に搭載。
しかし、構造が複雑で修理が難しいというデメリット。それをアメリカは工業力でアッセンブリー交換するようにして、大戦を乗り切ります。
車の採用はBMW 2002KKK そんな車に焦ったポルシェが911ターボをデビューさせ。電子制御燃料噴射や、エアラジエターを開発実用化。
エアラジエターって、
インタークーラーのこと。今では当たり前ですが、航空機の場合は高空では気温が低く勝手に冷えてくれる。地表を走る自動車は、吸気温度が高くなると調子が悪くなる… なので冷やそうと。
冷やせば空気密度が上がるので、排気量増大効果が望める。と言うからくり。
日本じゃ、軽自動車からトラックまですべてターボ化されているので、馴染んでいますが、諸外国ではターボはあまり歓迎されていませんでしたね。
燃費が悪くなるから^^;
アメリカでターボ車は自動車税が自然吸気の何倍も課税されるので、大排気量車が作られることに。
しかし、現代のダウンサイジングターボだと、燃費はむしろいい方向にあります。
技術の進歩ってすごいですよね。
でも、壊れたら直せるの?
ターボチャージャーの種類にもよりますが、基本的にはオーバーホールすることが出来ます。
写真のターボチャージャーはオーバーホールしたもので、
これが交換したメタルベアリング。羽根車の軸受けです。
ターボ車にお乗りのみなさんはエンジンオイル交換サイクルをきっちりと管理してください。
オイル管理が悪いと、このメタルベアリングが削れてしまい、オイルがエンジンに流れ込むことになり、マフラーから常に白煙が上がるようになります。
ちなみに、輸入車だと、ターボチャージャー丸ごと交換すると、本体だけで50万~100万です。
ターボーチャージャーの本体だけでデス。それも本国オーダー…
オーバーホールだとかなりお安く済みます。
こういうこともサンク福岡ではできますので、お気軽にご相談ください。
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