いかがお過ごしでしょうか。
寒暖の差が激しくなってきましたが、例年ほど冷え込んでませんね。
これからまた一気に寒くなるのか気になる所です。寒さが増すと、手がうまく動きません(笑
さて、本題です。
もう新車でのキャブレター装着車は東南アジア製の二輪車しかなくなり、電子制御のインジェクションでないと排ガス規制をクリヤできないほどの規制が世界標準になってます。
味のあるキャブレター車は趣味の世界のものになってます。
整備士であってももうキャブレターが出来ない人もおおいですね。そう難しいものではないのですが、
なんせ整備現場に入ってこない&整備の勉強でも駆け足で通り過ぎる程度。
しかしながら、サンク福岡にはキャブレターが得意という変わったメカニックがおりますので、
二輪四輪問わずキャブレター車オーナーの皆様は是非サンク福岡へ!
今、やっているのはハーレーダビッドソンのキャブレターの車両です。
キャブレターは外してしまってインマニだけが写ってますが(笑
この車両は二輪車にはオーソドックスな負圧式可変ベンチュリーのキャブレター。
乗っていない期間が長いために、スロージェットが変質ガソリンによって詰まってしまった状態。
エンジンは掛かりますが、アイドリング保持が出来ません。
オーバーホールしていきます。
一見綺麗そうですが…
吹き返しなどによるカーボンの堆積が見られます。
不調の原因はこれですね。さすが30年選手。
さらにバラすと…
あぁ~、これかな。スロージェットはそこんなに詰まった感じはなかったので、おそらくこれが原因じゃないかな?
パイロットアジャストスクリューと言って、アイドリング時のガソリンの流量を決めるもの。
カーボンにより通路が狭くなってしまったことによる不調だったのでしょう。
キャブレター本体及び各ジェット類も…
洗浄液に浸してガム質になってしまったガソリンやカーボンを落としていきます。
きちんと清掃して組付けて、調整してあげれば見違えるように調子よくなります。
キャブレター車オーナー様は一度サンク福岡へお越しください。
お待ちしております。
余談ですが、キャブレターの日本語訳は”気化器”
ただし、実際には気化させるのではなく、”霧化”させて燃焼しやすく空気と混ぜているので、
正確には”霧化器”なんじゃなかろうかと思ってはや30年。。。
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